新型地熱発電(温泉発電)

New geothermal power generation

地熱発電は地熱から発生する水蒸気の熱を利用し、タービンを回して電気を発生させます。地熱発電にはドライスチーム・フラッシュサイクル等、水蒸気や温度などの条件により発電設備が変わります。当社で取り扱う温泉発電は既存の温泉において、源泉の温度を適温まで下げるときの熱を利用し、発電します。
従来使用されているバイナリ―発電は、性能はよいのですが、温泉のスケーリング(ここでは温泉成分などが付着したりする事)に弱く、心臓部のタービンに付着する事を防ぐために機構が複雑になります。また、設備自体が大きく、設置にある程度の広さを要し、初期費用やメンテナンス費用が嵩んでしまうデメリットがあります。
当社では利用出来る源泉温度領域が、110℃以上と高いですが、温泉のスケーリングに強く安価なタイプを採用し、全体のシステムを極力シンプルにしました。その為、機械設備がコンパクトになり、初期費用やメンテナンス費用等を下げることに成功しました。
源泉温度領域の条件が整えば、すでに使われている温泉井戸に使えるメリットもあります。
大手メーカーの目指す高効率、高コストではなく、低効率、低コストを実現しました。

実証機